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【がん電話相談から】S状結腸がん手術後の化学療法 倦怠感が強いので休薬したい
【がん電話相談から】S状結腸がん手術後の化学療法 倦怠感が強いので休薬したい2024:11:06:11:20:00
https://www.sankei.com/article/20241001-372GE7PVLNNF7PD5OVAE2IU6P4/
◆回答 がん研有明病院 消化器化学療法科副部長、篠崎英司医師
--令和4年10月、下血して受診し、内視鏡検査でS状結腸にがんが見つかり腹腔鏡でS状結腸を切除しました。肺と腹部にリンパ節転移がありました。
「S状結腸の腫瘍は手術で全部取れたということですね。術後の補助化学療法は何で行いましたか?」
--分からないです。
「経口剤と点滴の併用とのことで、恐らくゼローダ(一般名カペシタビン)、エルプラット(オキサリプラチン)の抗がん剤併用によるゼロックス療法だったのではないでしょうか」
――ただ体調が悪くなり1カ月で中止。5年1月に再発が判明しました。
「再発後は比較的副作用が弱いとされる抗がん剤のUFT(テガフール・ウラシル)で治療を始めたんですね」
--そうです。UFTとユーゼル(ホリナートカルシウム)の併用治療を始めたところ、腎機能が低下し血液中のカリウムの数値が上がり、動悸(どうき)も起きたので5カ月で投与をやめました。この時点で、CT検査で肺と腹部の転移は消えていましたが、2カ月後のCT検査で左右の肺、肝臓、腹膜、結腸の切除部に転移が分かりました。→→
産経新聞 2024/10/01 09:00