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ピロリ菌が免疫療法の効果を左右する?がん治療の最新研究と皮膚がんへの影響2024:11:06:11:36:58

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/273560917ad6696071483dd641da017a12621520


【ピロリ菌感染と様々ながんとの深い関係】

ピロリ菌は胃に住み着く細菌で、世界人口の約50%が感染していると言われています。日本人の感染率も同程度とされており、特に50歳以上の方での感染率が高いことが知られています。

従来、ピロリ菌は胃がんや胃潰瘍の原因として知られていましたが、最近の研究では大腸がんや肺がん、さらには皮膚がんにまで影響を与える可能性が指摘されています。特に注目すべきは、ピロリ菌が最新のがん治療法である免疫療法の効果に大きな影響を与えるという新しい発見です

この発見により、がん治療を始める前にピロリ菌検査を行うことの重要性が、新たに認識されるようになってきています。

【がん免疫療法への影響とそのメカニズム】

がん免疫療法は、患者さん自身の免疫システムを活性化させてがん細胞と戦う革新的な治療法です。特に、PD-1PD-L1と呼ばれる免疫チェックポイント阻害薬による治療は、様々ながんに効果を示し、治療の選択肢を大きく広げました。

しかし、研究によると、ピロリ菌に感染している患者さんでは、この免疫療法の効果が低下する可能性があることがわかってきました。 (大塚篤史 近畿大学医学部皮膚科学教室 主任教授)→→


YAHOO! JAPAN ニュース 2024/10/27 11:30