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皮膚がん治療の革新:免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせが切り開く新たな可能性2024:10:01:16:24:07

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d1144f2b9682bead2c99f9d4ce7cb4ee791eebe5

【メラノーマ治療における画期的な進展】

皮膚がんの一種であるメラノーマ(悪性黒色腫)は、近年、治療法の進歩により患者さんの予後が大きく改善しています。特に、進行性メラノーマの治療において、免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれる新しいタイプの薬剤が注目を集めています。

今回、ニボルマブとレラトリマブという2つの免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせた新しい治療法が、実際の臨床現場でどのような効果を示しているのか、興味深い研究結果が発表されました。

 

【免疫チェックポイント阻害薬の相乗効果】

ニボルマブは、PD-1(プログラム細胞死-1)という分子を標的とする薬剤です。一方、レラトリマブは、LAG-3(リンパ球活性化遺伝子3)という分子を標的としています。これらの薬剤は、がん細胞が免疫系から逃れるのを防ぎ、私たちの体の免疫システムががん細胞を攻撃しやすくする働きがあります。

両者を組み合わせることで、腫獍内の免疫細胞の活性化がより強く促進され、抗腫瘍効果が相乗的に高まることが期待されています。(大塚篤史 近畿大学医学部皮膚科学教室 主任教授)→→


YAHOO! JAPAN ニュース 2024/09/29 11:31