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【がん電話相談から】左右に別タイプ乳がん、再発しやすい? 治療は十分、心配せずに
【がん電話相談から】左右に別タイプ乳がん、再発しやすい? 治療は十分、心配せずに2024:10:01:16:15:07
https://www.sankei.com/article/20240924-RZBV4HSCKNKSXANF7HFGQHF32U/
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回答 がん研有明病院補佐 乳腺センター長 乳腺内科部長
高野利実 医師
──――令和4年8月、右乳がんと診断され、9月に右乳房部分切除術と腋窩(えきか)リンパ節郭清術を受けました。がんの大きさは1.5センチで、リンパ節転移が1個あり、ステージはⅡでした。ホルモン受容体陽性、HER2陰性、(がん細胞増殖の活発さを示す)Ki67値は42%(高値)でした。
「術後の治療は?」
右乳房への放射線治療と、同年12月からAC療法(ドキソルビシンとシクロフォスファミドの2剤併用化学療法)を4サイクル、ドセタキセルを4サイクル実施しました。昨年6月からは経口抗がん剤のティーエスワン(TS1)とホルモン療法のタモキシフェンの服用を始めました。TS1は間もなく1年間の服用を終える予定で、その後はタモキシフェンをあと9年間継続すると言われています。
「標準的な術後薬物療法が選択され、きちんと受けているということですね。今後はホルモン療法のみとなりますが、副作用が問題なければ、これをきちんと続けることが重要です」
――手術を受けた病院では、腫瘍マーカー検査はしていなかったのですが、今年5月に近くのクリニックで検査を受けたところ、CA15ー3が37と高値で、再発の疑いがあると言われました。PETーCT検査ではがんの所見はなく、その後、CA15ー3は37から33、31と下がり、再発ではなかったと説明されましたが、不安が拭えません。→→
産経新聞 2024/09/24 09:00