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【がん電話相談から】S状結腸がん切除後に新たながんが見つかり...再手術か経過観察か迷っています2024:08:03:22:41:03

https://www.sankei.com/article/20240730-UHKFZ7BMSJLQNKJAX7MSG4CFVQ/

――昨年5月、内視鏡検査でS状結腸内にがんが見つかり、S状結腸を切除しました。ステージⅢaとの診断でした。

「術後の治療は?」

――テガフール・ウラシル(商品名UFT)とホリナートカルシウム(同ユーゼル)の併用療法を始めたものの、3週間で肝機能低下や歩行困難などの強い副作用が出たため中止し、経過観察中です。しかし今年5月、CT検査でS状結腸断端部(手術の切断面)から1センチほどの場所に長径5ミリのS状結腸がん、横行結腸に5ミリ未満のがんが見つかりました。

「そのがんの診断は?」

――それぞれ再発ではなく初発のがんでした。ひとまず内視鏡手術で切除したものの、主治医からきちんと再手術を受けるようにと提案されています。

「どんな提案ですか」

――横行結腸がんは経過観察でよいものの、もう一つのS状結腸がんは(腸壁の粘膜下層に入り込んでいる)浸潤がんだったため、再発防止のため再手術を考えた方がよいと言われました。再手術では患部の切除と付近のリンパ節郭清を行うことになるそうです。再手術した場合、腸が短くなるため、下痢をしやすくなったり、穿孔(腸壁に穴が開く)を起こしたりする心配があるようです。再手術せずに経過観察を続けることもできると言われ、どうすべきか迷っています。→→

 

産経新聞 2024/07/30 09:00