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「治療薬必ず創りたい」発見難しい膵臓がん、生存率向上目指す 2種類治験開始へ 高知大2024:06:14:14:42:30

https://www.sankei.com/article/20240604-4YSWUAOEPZI5VGW6RIAOEBQYGQ/

がんの中でも発見が難しく、5年生存率が約1割とされる膵臓がん。高知大の谷内恵介准教授(55)=消化器内科学=の研究チームが、新たな薬の実用化を目指し、臨床試験(治験)に乗り出した。医療ベンチャー企業も設立し、5年生存率を最終的に約6割まで向上させることを目指す。「患者のために治療薬を必ず創りたい」と語る。

治験は2種類実施する。一つは既存薬を活用したもの。マウスの実験でがんが広がるために必要な「足」の作製を抑制する効果が確認されており、人にも有効かどうかを確かめる。もう一つは遺伝子に働きかける「核酸医薬」という薬による治験。がん細胞内に入り、タンパク質を作るために必要なリボ核酸(RNA)を壊すことで、周りに広がることを抑える。→→

 

産経新聞  2024/06/04 16:28