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漢方が「がん治療」で大活躍...!? 最先端の科学で明らかになった東洋医学の「驚くべき効能」2024:06:14:14:35:49

https://gendai.media/articles/-/130670


→→「漢方薬にエビデンス(根拠)がないというのは誤解です。学術団体である日本東洋医学会は、漢方薬を用いた国内外の臨床試験結果をホームページ上にリスト公開しています。このなかには、がん治療に伴う副作用の改善に効果があると結論づけられた漢方薬も複数あります」(前出・山本氏)

たとえば半夏瀉心湯は、いまやがん治療の現場で欠かせない漢方薬となっている。その歴史は古く、3世紀頃から中国では胃腸薬として用いられてきた。それが現在、抗がん剤治療や放射線治療を受ける患者が発症した「口内炎の治療薬」として広く使われている。

抗がん剤治療や放射線治療には、体の組織のなかに活性酸素をもたらしてがん細胞を攻撃する作用がある一方で、正常な組織にも影響を与える側面がある。治療を受ける患者の4070%が口腔内トラブルを発症するとされているほどだ。それが2014年の研究で、半夏瀉心湯の生薬に含まれる成分に、口内炎を起こす活性酸素を消去する作用があることが判明した。

抗がん剤の副作用を和らげることができれば、治療を続けられる。これが、がん治療における漢方薬の大きな役割だ。→→


週刊現代 2024/06/01