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腎細胞がん 希少糖で新しい治療薬を開発へ 香川大の研究を採択2024:05:25:16:32:41

https://news.ksb.co.jp/article/15276077#:~:text=%E9%A6%99%E5%B7%9D%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E9%99%84%E5%B1%9E%E7%97%85%E9%99%A2,%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%BB%E3%81%A9%E6%8E%A1%E6%8A%9E%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

香川大学医学部附属病院泌尿器・副腎・腎移植外科が進めている、希少糖D-アロースを用いた腎細胞がんの治療法の研究が、日本医療研究開発機構(AMED)が公募していた2024年度の「橋渡し研究プログラム」にこのほど採択されました。

 希少糖は自然界に約50種類存在すると言われ、香川大学はそのすべてを生産できる世界唯一の研究機関です。これまでに、希少糖の一種であるD-アロースが、腎細胞がん細胞に特異的に取り込まれ、がん細胞の増殖を抑制することが確認されています。さらに、D-アロースの高い安全性や抗腫瘍効果も動物実験で明らかになっています。

 香川大学では、D-アロースの製剤化に向けて2022年から三木町のマグミット製薬と一緒に研究を進めており、今回は、岡山大学の橋渡しによって研究プログラムとして採択されました。

 採択されたプログラムでは、2024年度の1年間で、D-アロースの医薬品製造の治験に必要な試験実施項目の合意・確定などを目的としています。

 香川大学では「1日も早く新しい治療薬を患者へ届けられるよう、地元企業のマグミット製薬と共に、岡山大学のサポートのもとチーム一丸となって開発を進めたい」としています。→→

KSB瀬戸内海放送 2024/05/22 15:34   

■香川大学 プレスリリース https://www.kagawa-u.ac.jp/amedprefd-allose/