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【がん電話相談から】大腸がんⅣ期、先進医療など別の治療法は? 可能性を探りながら現在の標準治療の継続を
【がん電話相談から】大腸がんⅣ期、先進医療など別の治療法は? 可能性を探りながら現在の標準治療の継続を2024:05:13:15:53:04
https://www.sankei.com/article/20240507-7IH33LV345LW7GUHOJC5D2VJ3E/
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回答 がん研有明病院 消化器化学療法科副部長 篠崎英司医師
――昨年5月、体調不良で夜間救急を受診したところ腸に穿孔(せんこう)が見つかり、緊急手術で人工肛門を造設。腹膜と肝臓に複数の転移があるステージⅣCの大腸がんでした。大腸の腫瘍を切除後、毛細血管新生阻害薬ベバシズマブ(商品名アバスチン)と点滴抗がん剤オキサリプラチン、内服抗がん剤カペシタビンによる治療を8クール実施。肝臓などのがんが一時小さくなったものの、再び大きくなったため、11月にベバシズマブと併用する抗がん剤をイリノテカン(点滴)とTS1(内服)に切り替えました。4クール実施後の造影CTによる検査では、大きさは変わりませんでした。
「主治医からはどのような説明を受けましたか」
――他に打つ手がなく、今の状態をどれだけ維持できるか分からないが、現在の治療を続けるということでした。何か別の治療法はないのでしょうか。→→