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【がん電話相談から】HER2陽性Ⅰ期の乳がん、術後の薬物療法は?2024:05:01:16:49:47

https://www.sankei.com/article/20240423-GKPTLTE4EVIQPOCQP2WHQ6OZIM/

    回答 がん研有明病院 院長補佐 乳腺内科部長 高野利実 医師

──昨年7月、右乳がんと診断。HER2とホルモン受容体はともに陽性、腫瘍の大きさは1・5センチでリンパ節転移はなく、ステージⅠでした。術前にAC療法(アドリアマイシンとシクロホスファミド)を4コースと、抗がん剤ドセタキセル、抗HER2薬のハーセプチン(一般名トラスツズマブ)、パージェタ(同ペルツズマブ)の3剤併用療法を4コース受け、12月に右乳房の部分切除術を受けました。

「手術後の病理診断は」

――大きさ1・1センチの浸潤がんで、リンパ節転移はなし。術前薬物療法の効果はありましたが、十分ではなかったと言われました。

「担当医から今後の治療方針を説明されましたか」

──はい。ホルモン療法のタモキシフェン内服を5年間の予定で始めました。加えて、右乳房への放射線治療を16回行い、抗HER2薬のカドサイラ(同トラスツズマブエムタンシン)を投与の予定です。これ以外にも再発を抑える有効な治療があれば全部やりたいと考えています。→→

産経新聞 2024/04/23 09:00