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日本初「HPVワクチンの予防効果報告書」が伝える、日本に子宮頸がんが消えるかもしれない未来2024:04:15:14:53:05

https://gendai.media/articles/-/125076

日本では年間11000人の女性が「子宮頸がん」と診断され、約3000人が亡くなり、患者数・死亡数ともに増え続けている。

世界では、子宮頸がんは女性の間で4番目に多いがんだが、HPVワクチンと検診(細胞診、HPV検査)を組み合わせることで予防可能な病気でもある。しかし、日本のHPVワクチン接種率は徐々に上昇しているものの2021年時点でG7中ワーストレベル(※1)、子宮頸がんの検診受診率は40%台(※2)、HPVに起因する子宮頸がんの発生率もG7の中でワースト1位(※3)という残念な状況が続いている。

そんななかで昨年秋、明るいニュースが飛び込んできた。昭和大学などの研究グループが「日本において、20代女性でのみ子宮頸がん罹患が2011年以降有意に減少している」という論文を発表。日本で初めてHPVワクチンによる子宮頸がんの予防効果が報告されたのだ。(及川夕子)→→


FRaU 2024/04/09