がん関連ニュースヘッドライン > 副作用で抗がん剤治療が予定通りに進まないのですが、大丈夫でしょうか?【Dr.高野の「腫瘍内科医になんでも聞いてみよう」】

副作用で抗がん剤治療が予定通りに進まないのですが、大丈夫でしょうか?【Dr.高野の「腫瘍内科医になんでも聞いてみよう」】2024:04:15:14:56:56

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20240409-OYTET50010/


 抗がん剤治療には、病気の種類や場面によって、様々な組み合わせの「メニュー」があります。メニューごとに、薬の量やスケジュールが決まっていて、それは、過去の臨床試験で有効性と安全性が確かめられたものです。

 抗がん剤治療を受ける前には、そういうスケジュールの説明があります。「1日目と8日目に抗がん剤の点滴を受けて、それを3週間ごとに繰り返します」 「1日1回の内服抗がん剤を3週間服用したあと1週間休薬するのを繰り返します」などのスケジュールが伝えられます。 

ただ、実際には、このスケジュール通りに治療が進むとは限りません。投与予定日に血液検査をしたら、副作用で白血球が減っていると言われ、その日の投与が延期となってしまう、なんていうことはよくあります。副作用で体調がすぐれないので、しばらく治療を休みましょう、と言われることもあります。

 予定通りのスケジュールで抗がん剤治療を受けられていないという患者さんから、こんな質問をいただきました。→→


Yomi Dr. 2024/04/11