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【がん電話相談から】乳がんホルモン療法との併用は? 再発のリスクが高い場合はベージニオを2024:02:05:15:43:45

https://www.sankei.com/article/20240130-D5RRU7EIPZKADE7XVHE4DSPVCQ/


   回答 がん研有明病院 院長補佐 乳腺内科部長 高野利実医師

――昨年6月に左乳がんと診断され、リンパ節への転移もありました。手術前に2週ごとにAC療法(アドリアマイシンとシクロホスファミド)を4回、パクリタキセルを4回投与する抗がん剤治療を受けた上で11月に乳房の部分切除とわきの下のリンパ節郭清の手術を受けました。

「手術時の病理診断はどうでしたか」

――ホルモン受容体は陽性、HER2は陰性で、(がん細胞増殖の活発さを示す)Ki67値は低く、穏やかな顔つきのホルモン型乳がんと言われましたが、リンパ節転移は5個見つかりました。

「担当医から今後の治療方針についてどんな説明を受けましたか」

――すでにホルモン療法のタモキシフェン内服を始めていますが、これに加えて①抗がん剤のTS―1(一般名テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)を1年間②分子標的薬のベージニオ(同アベマシクリブ)を2年間―のどちらか(いずれも内服薬)を併用するようです。自分で選ぶよう言われ、困っています。~~

 

産経新聞 2024/01/30 09:00