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【がん電話相談から】乳がん術後の50代 分子標的薬「アベマシクリブ」で治療は必要か?
【がん電話相談から】乳がん術後の50代 分子標的薬「アベマシクリブ」で治療は必要か?2024:01:15:16:17:27
https://www.sankei.com/article/20240109-V5YOGKR2H5KGFLAD422KDHXS5E/
◆ 回答 がん研有明病院 院長補佐 乳腺内科部長 高野利実 医師
--左脇の下のリンパ節が腫れているのに気付いて病院を受診し、昨年3月、左乳がん・リンパ節転移と診断されました。4月に左乳房を全摘出し、リンパ節郭清を行いました。腫瘍の大きさは1・7センチで、リンパ節転移が5個あり、ⅢA期と言われました。ホルモン受容体陽性、HER2陰性の「ホルモン型」で、がん細胞の悪性度を示す組織学的グレード分類は最も高い3でした。
「術後はどのような治療を受けましたか」
--EC療法(抗がん剤のエピルビシンとシクロホスファミドを併用)と、抗がん剤パクリタキセル(商品名タキソール)を各4コース実施したあと、25回の予定で放射線療法を受けています。抗がん剤が終わったあとから、ホルモン療法のアナストロゾール(同アリミデックス)を服用しています。今後は、アナストロゾールとの併用で、分子標的薬のアベマシクリブ(同ベージニオ)を2年間内服することを勧められています。~~
産経新聞 2023/01/09 09:00