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「在宅死」を勧める政府にダマされない 介護施設の選択が決して悪くないと言える理由2024:01:15:13:49:07

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/333680

 

■精神科 和田秀樹 医師 "笑う門にボケはなし"より

 前回、在宅介護と在宅看取りの違いを説明しました。その背景には、政府の思惑が絡んでいることをご存じでしょうか。今回は、その点に触れながら、ポイントを解説します。
 介護が必要で自宅で世話をし切れないケースは1990年代半ばまで入院が当たり前で、社会的入院と呼ばれました。それほど重い病気がなくても亡くなるまで入院が可能で、実質的な介護は病院が担っていたのです。
 そんな状況に高齢化の進展や医療財政の逼迫、不要な治療で高齢者を食い物にした悪徳病院の摘発などが重なって、社会的入院は医療費の無駄遣いと非難の対象に。長期入院は保険点数が削減され、入院はなるべく短期化される傾向になりました。さらに「介護療養型医療施設」と呼ばれた従来型の老人病院は、今年度末に完全廃止が決まっています。~~ 

日刊ゲンダイ 2024/12/21 06:00