がん関連ニュースヘッドライン > 「できる治療を全てする」の落とし穴。ネット社会におけるがん治療の難しさ

「できる治療を全てする」の落とし穴。ネット社会におけるがん治療の難しさ2023:11:14:16:06:52

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fdad50a826a3f45f8e81a7e96a1cdefe806614ca


がん治療には大きく分けて「標準治療」と「代替療法」と呼ばれる二つの治療があります。

「標準治療」はすでに効果と安全性が科学的に証明され、全世界で一般的に使われている治療のことで、日本では保険適用された治療になります。

それに対して、代替療法はまだ効果と安全性が十分に確認されていない治療のことで、その中にはクリニックで行われる保険外治療や、民間療法などが含まれます。保険適用はされていないため高額な商品なども見られます。

がんと診断された方は、まず標準治療を行うことが一般的ですが、この際に多くの患者はどのぐらい代替療法を取り入れるかで悩みます。とにかく助かるためにと「できる治療を全てやる」と決めて、代替療法も積極的に取り入れて、とにかく何でもかんでもしようという患者さんもいます。患者さんの気持ちを考えれば、とても自然なことだと思います。

ただ、とにかく全ての治療をためそうとする場合にはこわい落とし穴にはまってしまうことがあって、注意が必要です。今回の記事では、「標準治療だけ」と「標準治療+代替療法」を行なった患者さんの治療成績を比較した論文をもとに、どんな落とし穴があるのかを解説していきたいと思います。(大須賀覚)~~


Yahoo!JAPANニュース  2023/11/10 06:44