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【がん電話相談から】乳がん治療方針に悩み 効果と副作用で選択を
【がん電話相談から】乳がん治療方針に悩み 効果と副作用で選択を2023:10:27:13:26:22
https://www.sankei.com/article/20231017-U2IHFDBLCJLZ3FCMFZM6RMBNIU/
◆ 回答 がん研有明病院 院長補佐 乳腺内科部長 高野利実医師
―昨年8月、左乳房の1・7センチ大のしこりがⅠ期の乳がん(ホルモン受容体陽性、HER2陽性)と診断されました。術前薬物療法として分子標的薬のトラスツズマブとペルツズマブ、抗がん剤のドセタキセルの3剤併用療法を4コース後、抗がん剤のFEC療法(フルオロウラシル、エピルビシン、シクロホスファミドの併用)を4コース受けました。
「その後の手術は?」
―左乳房部分切除術とセンチネルリンパ節生検を受けました。しこりは小さくなっていたものの、少しだけ残っていたそうです。リンパ節転移はありませんでした。術後薬物療法としてトラスツズマブとペルツズマブを来年3月まで14コース投与します。
「ステージⅡ以上の標準治療が行われたようです。ステージIであれば、手術を先に行い、術後にトラスツズマブとパクリタキセルの治療でもよかったのかもしれませんが、何らかの理由で強めの治療が選択されたのでしょう。仮にステージⅡだと、術前薬物療法で乳がんの残存があった場合に術後薬物療法としてトラスツズマブエムタンシンが使われますが、そこまではしていないようです」
―術後薬物療法開始後に両手指の関節のこわばりや下痢が続いています。~~
産経新聞 2023/10/17 11:00