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頭頸部のがんを狙い撃つ「光免疫療法」 福井大附属病院が県内初実施、「治療手だてなかった人の希望に」
頭頸部のがんを狙い撃つ「光免疫療法」 福井大附属病院が県内初実施、「治療手だてなかった人の希望に」2023:08:31:10:49:14
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福井大医学部附属病院(福井県永平寺町)は8月18日、喉や鼻、口などの頭頸部(とうけいぶ)のがんに対する新たな治療法「光免疫療法」を、県内の医療機関で初めて実施したと発表した。現時点で適用できるのは、抗がん剤や放射線など従来の治療後に再発し手術もできないケースなどに限られるが、担当の医師は「これまで治療の手だてがなかった人の希望になる」と話している。
光免疫療法は、がん細胞の表面に結合する抗体と、光に反応する色素を組み合わせた薬剤を点滴で投与し、その後、レーザー光を体の表面からか、針を刺して腫瘍の内部から照射する。色素の化学反応により、がん細胞だけを破壊する仕組み。治療1回当たりの照射時間は腫瘍の大きさによって変わり、短い場合は数分で終わる。~~
福井新聞 2023/08/20