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【Dr.高野の「腫瘍内科医になんでも聞いてみよう」】 緩和ケアなんて受けたくありません。もう希望がないということですか?
【Dr.高野の「腫瘍内科医になんでも聞いてみよう」】 緩和ケアなんて受けたくありません。もう希望がないということですか?2023:07:31:11:44:23
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230725-OYTET50011/
私は、抗がん剤などの治療方針について話し合うとき、「緩和ケア」についてもお話しします。 説明に使う文書には、「どんな場面でも、『緩和ケア』は必ず行います」と書いています。
◆緩和ケアはネガティブなイメージ?
この説明をするとき、「緩和ケア」についてどんなイメージを持っているか、患者さんやご家族に聞いてみることもありますが、ネガティブなイメージを持っている方が多いようです。「私は緩和ケアなんて受けたくありません。ずっと治療を続けたいんです」「緩和ケアを受けるっていうことは、もう私には希望がないということですか?」というように言われることもあります。
緩和ケアには、次のような誤解があるようです。
- がんに対して行うのは、「治療」か「緩和ケア」かのどちらか、二者択一である。
- 「緩和ケア」は、「治療」をあきらめたあとに行うものである。
- 「治療」には希望があるが、「緩和ケア」には絶望しかない。
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ヨミドクター 2023/07/27