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膵がんの「親玉」細胞を発見、転移や再発担う 薬で増殖抑制も確認 (一部有料記事)2023:05:28:11:01:34

https://www.asahi.com/articles/ASR5M3G79R5CTLVB009.html


膵(すい)がんの転移や再発のもとになる「がん幹細胞」を発見したと、熊本大などのチームが発表した。膵がんをつくるがん細胞の「親玉」のような役割をしているといい、試験管内での実験で、薬によってこの細胞の増殖を抑えられることを確認した。膵がんは治療が難しいことが知られており、治療法開発のカギになる可能性があるという。

 チームは、細胞一つ一つでどういった遺伝子が働いているかを調べる技術を使って、ヒト由来の膵がんの組織に含まれるがん細胞を調べた。ひとくちに膵がんの細胞といっても、性質の違ういくつかのグループに分けられることがわかった。

 その中で、転移のしやすさやストレス耐性にかかわるとされる性質をもつ細胞に注目。この細胞が表面に「ROR1」というたんぱく質を多く持つことを見いだした。~

 

朝日新聞アピタル  2023/05/22 08:00