がん関連ニュースヘッドライン > 日本のがんゲノム医療の新たな研究成果を世界に発信 がんゲノム医療中核拠点病院の現状分析に基づくエキスパートパネルの課題解決への提言(3/8リリース再掲)

日本のがんゲノム医療の新たな研究成果を世界に発信 がんゲノム医療中核拠点病院の現状分析に基づくエキスパートパネルの課題解決への提言(3/8リリース再掲)2023:05:13:12:14:58

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2023/0308/index.html 

 

◆発表のポイント

  • 全国のがんゲノム医療中核拠点病院のエキスパートパネル*1の実力を検討するため、50例の模擬症例とその模範解答を作成し、全国12のがんゲノム医療中核拠点病院の各エキスパートパネルの治療推奨と比較しました。
  • その結果、承認されている薬剤があるようなエビデンスレベル*2の高い治療については、各エキスパートパネルの推奨の一致率は91%と良好でした。一方、エビデンスレベルが低い治験などの研究段階の治療の提案については一致率が24%と低いことがわかりました。
  • 各エキスパートパネルでの治験情報の把握が不十分であるためであり、病院横断的なエキスパートパネル間での最新の治験情報の共有が重要であることが明らかになりました。また、病院横断的にエキスパートパネル間での最新の治験情報の共有を行うことで、世界に先駆けて、さらに多くの患者さんにより適切な治療が届けられることが期待されています。~~

 

 国立研究開発法人国立がん研究センター 2023/03/08