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2/8 低炭水化物食でがん罹患リスク上昇2022:02:09:06:35:00

低炭水化物食でがん罹患リスク上昇
  脂質・蛋白質の摂取源が動物性食品の場合により顕著
 メディカルトリビューン 22/02/08

  国立がん研究センターがん対策研究所予防関連プロジェクトの研究グループは、多目的コホート研究JPHCのデータを用いて低炭水化物食とがん罹患との関連を調べた結果をCancer Sci2021年11月25日オンライン版)に発表。炭水化物の割合が低い場合、がん罹患リスクが高かったと報告した。この関係は脂質および蛋白質の摂取源が動物性食品の場合、より顕著であった。

低炭水化物スコアを用いてがん罹患リスクを検証
 食事における三大栄養素(炭水化物、蛋白質、脂質)の摂取割合は、炭水化物が少なければ、相対的に蛋白質と脂質が多くなる関係にある。これまでアジアにおいて、低炭水化物食とがん罹患リスクとの関連を調べた研究はなかったことから、研究グループは炭水化物、蛋白質、脂質の摂取量に基づき算出する低炭水化物スコア(N Engl J Med 2006; 355: 1991-2002)を用いて、将来のがん罹患リスク(全部位、部位別)を調査した。