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1/13 希少がんである肝内胆管がんの新たな発症機序を解明
1/13 希少がんである肝内胆管がんの新たな発症機序を解明2022:01:14:13:11:33
希少がんである肝内胆管がんの新たな発症機序を解明
治療標的の同定により新規薬剤開発に期待
治療標的の同定により新規薬剤開発に期待
ResQu 22/01/13
研究成果のポイント
研究成果のポイント
- 動物個体内で網羅的にがん遺伝子を探索出来る技術により、原発性肝がんの一種である肝内胆管がんの新たながん抑制遺伝子としてTRAF3(トラフスリー)を同定
- 肝細胞におけるTRAF3の機能低下によりNIK(ニック)の活性化が生じ、肝細胞が高い増殖性を持つ胆管細胞へと分化転換し、肝内胆管がんの発生に至ることを解明
- 希少がんである肝内胆管がんに対するNIKを標的とした新規治療の臨床応用に期待
概要
大阪大学医学部附属病院の塩出悠登医員、大学院医学系研究科の小玉尚宏助教、竹原徹郎教授(消化器内科学)、米国MDアンダーソンがんセンターのニール・コープランド(Neal Copeland)教授らの研究グループは、動物個体内で網羅的にがん遺伝子を探索出来る技術を用いてスクリーニングを行い、原発性肝がんの一種である肝内胆管がんの発症にTRAF3が重要な役割を果たすことを発見しました。また、TRAF3のシグナル伝達経路の下流に存在するNIKが肝内胆管がんの新たな治療標的となることを証明しました。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2022/20220113_1