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11/23 医療用RI、国産化に課題 検査、治療に需要高まる 研究用原子炉も活用へ
11/23 医療用RI、国産化に課題 検査、治療に需要高まる 研究用原子炉も活用へ2021:11:24:07:13:56
医療用RI、国産化に課題 検査、治療に需要高まる 研究用原子炉も活用へ
47NEWS 21/11/23
検査やがん治療のために体に入れる放射性物質(ラジオアイソトープ=RI)の供給を輸入に頼らず、一定量を国産化するべきだという声が強まっている。医療の進歩により、こうしたRIの需要は年々高まる一方だが、製造を担う海外の原子炉のトラブルでRIの輸入が滞ることが相次ぎ、供給は不安定だ。事態の打開を目指し、昨年来、関係学会や患者団体から国産化の要望が国に提出された。その必要性と課題をまとめた。
▽体内に投与
検査や治療を目的として体に投与する放射性物質を「放射性医薬品」、そうした医療を「核医学」と呼び、体の外から放射線を照射する他の放射線医学と区別している。
検査や治療を目的として体に投与する放射性物質を「放射性医薬品」、そうした医療を「核医学」と呼び、体の外から放射線を照射する他の放射線医学と区別している。
核医学の検査は、ある種の放射性物質を特定の臓器や組織、病巣に集中させて写し出す。シンチグラフィー検査、陽電子放射断層撮影(PET)検査などが代表的だ。