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11/12 HER2陽性大腸がんに対する抗HER2抗体併用療法の有効性を確認2021:11:12:06:17:07

HER2陽性大腸がんに対する抗HER2抗体併用療法の有効性を確認
GI-SCREEN-Japan/GOZILA Studyの研究成果に基づいて世界初の有効な治療法誕生に繋がる可能性

  国立研究開発法人国立がん研究センター  21/11/12
  国立研究開発法人日本医療研究開発機構
発表のポイント
・HER2陽性の治癒切除不能な進行・再発大腸がんに対して、ペルツズマブとトラスツズマブの抗HER2抗体併用療法の有効性・安全性を評価する医師主導治験(TRIUMPH試験)を実施しました。
・抗HER2抗体併用療法を受けた患者さんのうち、全体の約30%でがんの縮小が得られ、あらかじめ設定した有効性の基準を上回る結果を確認しました。
・大腸がんの希少なサブタイプであるHER2陽性大腸がんに対して、有効性を示した初めての研究成果を基に、HER2陽性大腸がん患者さんに対する新たな治療法の誕生に繋がることが期待されます。
・リキッドバイオプシーによる経時的な検査により、有効性が高い可能性を示す特徴が複数見いだされ、リキッドバイオプシーを繰り返し行うことで治療の有効性を予測できる可能性が示唆されました。
 https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2021/1112/index.html