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11/12 症状ない場合が多い胆管がん~健診での異常を放置しないで(国際医療福祉大学成田病院 宮崎勝病院長)~
11/12 症状ない場合が多い胆管がん~健診での異常を放置しないで(国際医療福祉大学成田病院 宮崎勝病院長)~2021:11:12:07:02:03
症状ない場合が多い胆管がん~健診での異常を放置しないで(国際医療福祉大学成田病院 宮崎勝病院長)~
時事メディカル 21/11/12
健康診断で精密検査を勧められても、放置していると症状が出たときには既に手術が行えないケースが多く、死亡率も高い消化器がんの一つ、胆管がんについて、国際医療福祉大学成田病院(千葉県成田市)の宮崎勝病院長に聞いた。
▽肝内胆管がんが増加
食物を消化する胃に続く十二指腸は、胆汁などの消化液を分泌し、腸での吸収を助ける。胆汁は肝臓で作られ、胆のうに蓄えられる。食物が十二指腸に届くと胆のうが収縮し、胆汁が十二指腸に流れる。この胆汁が通る10~15センチの管を胆管と呼ぶ。
宮崎病院長は「胆管がんは50歳代以降に多く発生します。肝臓内の細い胆管にできる肝内胆管がんと、肝臓から出た所から十二指腸の注ぎ口までにできる肝外胆管がんに分けられますが、近年、肝内胆管がんが世界的に増加しています」と説明する