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11/12 HPVワクチンの接種勧奨再開へ 厚労省部会が決定〔時事メディカル〕2021:11:13:06:36:06


  メディカルトリビューン 21/11/21

 子宮頸(けい)がんなどの主因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンについて、厚生労働省の専門部会は12日、2013年から中止している接種の勧奨を再開すべきだと判断した。厚労省は近く、約8年ぶりとなる勧奨再開を決定する。

 専門部会は10月1日、「(接種を個別に呼び掛ける)積極的勧奨を妨げる要素はない」との認識で一致。再開に向け、接種後に副反応と疑われる症状を訴えた人への支援や、無料接種の機会を逃した人への接種機会といった課題について、引き続き検討を続けるとしていた。

 HPVワクチンは、13年4月に小6~高1女子を対象に定期接種化されたが、接種後に体の痛みなどを訴える声が相次いだことから、同部会が同年6月、積極的勧奨を中止した。

 厚労省によると、子宮頸がんで亡くなる人は1万人当たり30人。ワクチン接種によってうち最大21人の死亡を避けられると推計されている。

 https://medical-tribune.co.jp/news/2021/1112539915/