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第29回日本消化器関連学会週間 JDDW2021 KOBE
 B型肝炎に対する創薬と治療の新たな展開
  メディカルトリュビューン 21/11/04付
 B型肝炎の治療では、注射薬のインターフェロン(IFN)製剤と経口薬の核酸アナログ(NA)製剤の登場によりB型肝炎ウイルス(HBV)の複製抑制が可能となったものの、HBs抗原の消失はいまだ困難である。司会の考藤達哉氏は「本セッションはHBV排除に向けた創薬研究と治療法の開発がテーマ。前半ではHBVを標的とした最新の創薬研究、後半では免疫の誘導や増強を主に取り上げる」と説明する。
 ■創薬、免疫研究の2部で構成
  B型肝炎治療では機能的治癒が目指されるが、達成にはHBs抗原の消失と完全閉鎖二本鎖(ccc)DNA量の低下、さらには免疫作用によりウイルス感染細胞を破壊する必要がある(図)。考藤氏とともに司会を務める田中靖人氏は「前半の発表では、肝細胞の核内にありHBV増殖に重要な役割を果たすcccDNAを標的とした研究が多い」と話す。