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9/27 希少がん治療薬の承認取得 富山化学が国内初2021:09:27:20:06:33

希少がん治療薬の承認取得 富山化学が国内初

 北日本新聞 21/09/28
 富士フイルムグループの富士フイルム富山化学(東京、岡田淳二社長)は27日、希少がん「褐色細胞腫・パラガングリオーマ」の治療薬の製造販売承認を取得したと発表した。同がんに対する放射性医薬品の治療剤として国内初の承認となる。

 がん細胞に取り込まれる性質がある物質に放射性ヨウ素を結合させた医薬品。放射性ヨウ素から出るベータ線でがん細胞を効果的に攻撃する。

 褐色細胞腫・パラガングリオーマは切除で完治することが多いが、外科手術ができないケースでは有効な治療法がなかった。欧米では既に承認されており、同社は厚生労働省の公募に応じて開発を進めていた。同社によると、国内の患者数は約3千人と推定される。