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7/1 頭頸部がんのことを知ろう 学会などが啓発月間2021:07:20:15:49:52

頭頸部がんのことを知ろう 学会などが啓発月間

  毎日新聞 21/07/23 

 日本耳鼻咽喉(いんこう)科頭頸部(とうけいぶ)外科学会と日本頭頸部外科学会などが、7月を「頭頸部外科月間」と定め、頭頸部がん予防と啓発活動を実施している。国内では年間約2万7000人が頭頸部がんを発症しているが、発症する部位がさまざまあり、予防法や治療法などが十分に知られていない。多くの人に頭頸部がんについて知ってもらおうと、ウェブサイトや講演会などで情報発信している。【永山悦子】
  

増加傾向の患者数

 頭頸部癌(がん)学会国際連合が2014年に7月27日を「世界頭頸部がんの日」に制定したことに合わせ、今年から国内の専門家たちが啓発活動を始めた。

 「頭頸部」とは、脳と目を除く首から上のすべての領域を指す。鼻、口、のどが含まれ、がんとしては、舌がんを含む口腔(こうくう)がん、咽頭がん、喉頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、唾液腺がん、甲状腺がんなどと診断される。一つ一つのがんの患者数は多くないが、頭頸部全体ではがん患者の約5%を占めている。

 最近は罹患(りかん)数が増加傾向にあり、特に口腔がん、咽頭がんが増えている。男性は50代後半、女性は60歳ごろから死亡率が高まるという。患者は男性が8割近く、男性に多くみられるがんだ。

  https://mainichi.jp/premier/health/articles/20210719/med/00m/100/006000c

7月1日から頭頸部外科月間が始まります!

本年5月12日より日本耳鼻咽喉科学会は「日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会」に改称しました。
そして、これまで3月3日を「耳の日」、8月7日を「鼻の日」と定め、耳鼻咽喉科を国民にアピールしていましたが、今後は毎年3月を「耳鼻咽喉科月間」として耳鼻咽喉科全般を、7月を「頭頸部外科月間」として頭頸部外科をアピールすることになりました。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は「命と機能を守る」をモットーにして活動してきましたが、学会名改称を契機により一層、口腔、咽頭、唾液腺、甲状腺などに発生する頭頸部疾患に対してリーダーシップを取っていきたいと考えています。

下記のサイトの資料を活用して頭頸部疾患の啓発活動にご協力いただけますようお願い申し上げます。7月1日から31日までの1か月を「頭頸部外科月間」として啓発活動に取り組みます。
頭頸部外科情報サイトはこちら

  http://www.nichijibi-osaka.umin.jp/information/585/