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6/14 がん悪液質治療薬「エドルミズ」登場、変わるサポーティブケア
6/14 がん悪液質治療薬「エドルミズ」登場、変わるサポーティブケア2021:06:15:02:03:49
がん悪液質治療薬「エドルミズ」登場、変わるサポーティブケア
AnswersNews 21/06/14
がん患者の生活の質(QOL)を維持・改善するのに重要な役割を果たす「がんサポーティブケア」。治療薬の開発も活発化しており、今年4月には初のがん悪液質治療薬「エドルミズ」が発売されました。がん悪液質は生命予後にも悪影響を及ぼすとされ、専門家は治療薬の登場に期待を寄せています。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/21256/
AnswersNews 21/06/14
がん患者の生活の質(QOL)を維持・改善するのに重要な役割を果たす「がんサポーティブケア」。治療薬の開発も活発化しており、今年4月には初のがん悪液質治療薬「エドルミズ」が発売されました。がん悪液質は生命予後にも悪影響を及ぼすとされ、専門家は治療薬の登場に期待を寄せています。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/21256/
INDEX
- 予後にも影響する悪液質
- 「臨床家の注目は上がっている」
予後にも影響する悪液質
治療薬の進歩などを背景に、がん患者の生存率は多くのがん種で年々上昇しています。より長期の生存が得られるようになっている中、重要性を増しているのが、生活の質(QOL)の維持・改善に大きな役割を果たすサポーティブケア(支持療法)です。サポーティブケアは、QOLのみならず生命予後にも影響を与えるとされ、京都府立医科大の高山浩一教授(呼吸器内科)は「がん治療を進めていくには、がんそのものに対する治療だけでは難しい場合がある。支持療法とがん治療は車の両輪で、支持療法が進めばがん治療もやりやすくなる」と指摘します。
そうしたサポーティブケアに用いる薬剤として、今年4月に発売されたのが、小野薬品工業のがん悪液質治療薬「エドルミズ」(一般名・アナモレリン塩酸塩)です。適応は、非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんにおけるがん悪液質。ピーク時の年間投与患者数は12万人と予測されています。