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7/18 抗体検査の誤用相次ぐ 「陰性証明」にならず「陽性」でも再感染否定できず2020:07:19:06:04:04

抗体検査の誤用相次ぐ 「陰性証明」にならず「陽性」でも再感染否定できず
    yahooニュース(毎日新聞) 20/07/18
    
  新型コロナウイルス感染症を巡り、抗体検査の「誤用」が相次いでいる。感染歴を調べる抗体検査は「今感染しているかどうか」の診断に使えないが、「陰性証明」のような誤った活用が目立つ。感染症対策を検討する厚生労働省の「アドバイザリーボード」(座長=脇田隆字・国立感染症研究所長)は「適切とは言えない検査が実施されている」と警鐘を鳴らす。
 抗体は、体内に侵入したウイルスなどから体を守るために作られる物質。検出可能になるには感染後2週間程度必要なため、検査時点の感染の有無は確認できない。抗体がどの程度の防御機能を持つかや持続期間も未解明で、検査で陽性になっても再感染しない保証はない。
 だが、抗体検査を「陰性証明」に使う例が相次いでいる。(略)
 大阪市の松井一郎市長も14日、政府の観光支援事業「Go Toトラベル」を利用する旅行者らを対象に、抗体検査を公費で実施する方向で調整していると記者団に明らかにした。「陰性の人が動ける形をとれば感染拡大につながらないし、安心して旅行できる。陰性はほぼPCR(検査)と同程度の精度だと聞いてます」と語った。16日の記者会見でも公費での実施に意欲を示した。

  https://news.yahoo.co.jp/articles/ee4427de228873143abb519468c5f353ab109ca1