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12/19 血液検査なしの造影CTは「造影罪」?2019:12:20:04:35:15

血液検査なしの造影CTは「造影罪」?
 日経メディカル 19/12/19
 以前、京都大学での医療事故の報告書の件についてコラムを書きました。造影剤腎症を予防するために炭酸水素ナトリウムを投与しようとしたところ、事故につながったというものです。今回は造影剤腎症(contrast induced nephropathy:CIN)そのものについて考えてみましょう。
 そもそも、造影剤腎症ってなんですか?と聞かれてスパっと答えられる人は意外と少ないかもしれません。何となく、造影剤を使ってCTを撮影すると腎臓に悪影響があるのではないかと考えられているのかもしれません。日本の『腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン』では、造影剤腎症について下記のように記載しています。
  https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/series/yakushiji/201912/563611.html



京大病院の炭酸水素Na事故から学ぶべきこと

 DIonline 19/12/03

 2019年11月19日、京都大学医学部附属病院(以下、京大病院)で、誤って高濃度の「炭酸水素ナトリウム」を点滴投与し、その後の救命処置が不適切であったことも重なって、入院中の男性患者(以下、患者)が死亡したという報道がありました。

今回の事例の概要

 今回の事例の概要については、京大病院の「事故報告書(2019年11月19日公開)」に基づいてまとめました。なお、事故報告書(以下、報告書)では、特定の恐れがあるなどとして、成人男性患者(以下、患者)の年齢や事故が発生した時期は明らかにしていません。

 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/furukawa/201912/563323.html