大阪鉄道病院 第165回健康講座
～ウイルスが原因で発症する血液のがん～
HTLV-1ウイルスと成人T細胞白血病/リンパ腫 (ATL)について 

【日時】平成28年3月22日（火）18時から19時まで

【場所】大阪鉄道病院　講堂（3階）
　　　（JR天王寺駅・地下鉄天王寺駅・近鉄阿部野橋駅より東へすぐ）
           交通アクセス

【講師】大阪鉄道病院　血液内科　部長　高 起良

 
【講演内容】 

1977年、熊本大学の高月教授が、これまで見たこともない不思議な白血病が九州地方にあることに気付き、成人Ｔ細胞白血病（adult T-cell leukemia、ATL）という新しい疾患概念として提唱されました。一方、80年にはアメリカのGallo博士がHTLV-1というウイルスを発見しました。そして81年、京都大学の日沼教授が、HTLV-1がATLの原因であることを発見されました。がんはいろいろな原因で起こりますが、このようにウイルスが原因であると特定されているがんは稀と言えます。これまでは、HTLV-1とATLは九州・沖縄地方だけに限られたものとされてきましたが、実は、大阪府もHTLV-1感染やATLが多い地域であることが分かってきました。今回の健康講座では、このATLという病気とその原因であるHTLV-1ウイルスについて、さらにはそのウイルス感染予防対策について解説します。

【定員・料金】約60名・無料　※予約は不要です。

【共催】一般社団法人　大阪市阿倍野区医師会
             大阪鉄道病院

病院ホームページからのお知らせ

【問い合わせ】JR大阪鉄道病院　総務課　TEL：06-6628-2221（代）
          〒545-0053　大阪市阿倍野区松崎町1丁目2-22
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
                                                                             　[2016.03.03掲載]