第84回 筋トレの効能2024:10:06:07:05:37

産経新聞大阪本社 地方部編集委員 北村 理

筋トレが肝臓によいというので、このところ、重い腰をあげて、やり始めた。
医師、栄養士、リハビリ職の監修によるガイドブックによると、筋肉は第二の肝臓といわれているとのこと。
筋肉は、アンモニアの解毒、エネルギーの産出、タンパク質の貯蔵、血糖値のコントロールなどの点において、肝臓に似た機能を多くもつとか。
だから、筋力を保ち、増強するために運動療法、筋トレを毎日せよという。

そういえば、ネットの健康情報で、肝臓の数字が、筋トレ後に改善したという話があった。なんのことか分からなかったが、腑に落ちた。
そこで、やり始めた。これがけっこうきつい。スポーツ好きなのでそこそこ筋力はあると思っていたが、あらためて筋トレで自分の筋力を向き合うと、心もとないことが分かった。

毎日やり始めたことは、居住しているマンションの6階まで毎日階段であがること、自重トレーニングとして、壁に向かって全体重をかけた腕立て伏せ、スクワットである。
階段は1日最低1回、もしくは外出のたびに昇る。腕立て伏せは1セット30回、スクワットも30回。ガイドブックの指示では、これらを1日3セット行えという。

やり初めの数日は、指示通りやっていたが、どうにもつらいので、1セット25回に減らし、これを1日2セットにして続けている。
しかし、いろいろ作業をしていると、あっという間に、御昼になり、昼食を取れば、ちょっと休憩などといっていると、あっという間に夕方になってしまう。この原稿は日曜の1時過ぎに書いているが、本を読みながら、うとうと朝寝をきめこむと、あっという間にこの時間になってしまった。やはり、時間を決めないと無理なのだ。

お酒を飲まれる方は、しじみもいいけど、毎日できるということでは、筋トレが現実的だ。
ぜひ、お勧めしたい。

<2024/10/6 掲載>