がんカルタを使って「がん」を学ぼう (大阪府立松原高等学校)2011:07:26:16:06:37
「がん」をテーマとした健康教育 教育プログラム改良のための調査として、2011年6月28日、がんカルタを使って「がん」を学ぶ授業が、大阪府立松原高等学校で行われました。
大阪府において「がん」は重要な健康課題です。そこで、現在、大阪府の高校生の皆さんに「がん」について、楽しくかつ効果的に学んでもらうための方法を検討しています。今後、大阪府内の他の高校に、教育を広めていくために役立てられます。
調査者
鈴木 朋子 大阪樟蔭女子大学 学芸学部 健康栄養学科 栄養教育研究室
井岡 亜希子 大阪府成人病センター がん予防情報センター企画調査課
栄養教育研究室所属 卒業論文作成ゼミ生(4年生 11名)
調査協力
大阪府立松原高等学校 看護講座 3年生 7名
授業風景
まずは楽しくカルタ取り!
終わったら、読み札を解説していきます。
「がん」ってどんな病気なのか?
どうすれば防げるのか?
検診を受けることの重要性。
などについて授業があり、「がん」への知識が深まっていきます。
H23.6.29 朝日新聞朝刊に掲載されました。
<授業を行ったゼミ生より>
私たちが高校生の頃はがんについて学ぶ機会もほとんどなく、自分には関係のない病気だと思っていました。卒業研究でがんについて学ぶにつれ、高校生にがんのことを知ってもらい、がんについて考えてほしいと思うようになりました。またがんについて学んだことや感じたことを少しでも多くの人に伝えてもらえると嬉しく思います。
<研究室より>
栄養教育研究室では、卒業研究のテーマの一つとして、健康づくりに貢献する活動を実践しています。平成22年度から、大阪府立成人病センターがん予防情報センターと共同で、がん対策のための教育プログラムづくりに取り組んできました。初年度は、「がんカルタ」と「がんカレンダー」を開発しました。今年度は開発した教材を活用した健康教育のあり方を検討しています。たばこの煙を吸わないことやがん検診を受診するなど、ひとりひとりの気づきと行動を広げていければと思います。
*「がんカルタ」「がんカレンダー」の開発にあたっては、がん研究開発費(20-2)地域がん登録資料のがん対策およびがん研究への活用に関する研究の配賦を受けました。
<2011/07/26 掲載>