ラジオ波焼灼療法(RFA)2011:03:16:06:16:24

腫瘍に電極を差し込んで、ラジオ波という電磁波による熱(80℃)で、腫瘍を凝固させる治療法です。長い針を使って皮膚の表面から腫瘍に電極を入れる方法が一般的ですが、内視鏡を使って行う方法や、開腹して直接腫瘍に電極を差し込む方法もあります。

経皮的なラジオ波焼灼療法では、超音波やCTといった機器で腫瘍の位置を確認しながら、局所麻酔後、皮膚に穿刺針を刺し、針が腫瘍内部に到達したことを確認したら通電して、その針の先端からラジオ波を発生させます。

太い血管に接するところでは、その冷却効果で治療効果が下がることもあります。また、時にラジオ波の熱で皮膚に熱傷が生じたり、他の臓器に近いところに腫瘍がある場合は、周囲の臓器に熱傷が生じることもあります。